今回はプロスペクト理論について紹介します。
あなたは次の選択肢が与えられた時にどちらを選びますか?
あなたが自動車会社の重役だとします。
経済的な問題から、3つの工場と6000人の従業員を失う必要がありました。
次のプランのいずれかを決めてください。
パターンA
プラン1:3つのうちの一つの工場と、2000人の従業員を救えるプラン。
プラン2:3つの全ての工場と、6000人の従業員は救える確率は1/3だが
全く救えない確率が2/3のプラン。
結果は約80%の人がプランAを選択
パターンB
プラン1:3つの内2つの工場と4000人の従業員が失われるプラン。
プラン2:3つのすべての工場と6000人の従業員は失われる確率は2/3だが
全てを救える可能性が1/3あるプラン。
結果は約80%の人がプランBを選択
つまりこの実験では、(プランの内容は全く同じ内容にもかかわらず)
話の順番、「得る」のか「失う」かによって、
人の選ぶ傾向が大きく変わるということを表しています。
自分が選択肢を選んでいるつもりでも
無意識にコントロールされているかもしれませんね。
これを防ぐためには選択肢が与えられた際には
何が「得るもの」「失うもの」の療法を考える必要があるということです。
人は損失することを防ぎたいという気持ちが強いのです。
これは他の実験でも紹介されていますので、
後に紹介したいと思います。
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